日帰り手術
当院で行える主な日帰り手術
- 子宮頸管ポリープ切除術
- バルトリン腺嚢胞開窓術
- 外陰コンジローマ切除術
- 流産手術
- 人工妊娠中絶術(現在、中絶手術は中止しています)
子宮頸管ポリープ切除術
子宮頸部に発生する良性の腫瘍です。決して珍しい病気ではなく、通常は自覚症状がないため、婦人科検診の際に見つかるケースも多いです。性交後出血を来すこともあります。
ポリープが小さく茎が細い場合は、痛みもほとんどなく数分以内に切除でき、止血処置も不要です。
ポリープが大きい場合や、茎が太い場合は、局所麻酔下に切除し、止血処置を場合もあります。
バルトリン腺嚢胞開窓術
バルトリン腺は、腟の入り口付近にある非常に小さな腺です。この部位の開口部が塞がり、分泌物が詰まって腫れている状態がバルトリン腺嚢胞であり、通常は痛みなどが見られません。感染を伴うと強い痛みを覚えます。
嚢胞が大きく違和感がある場合、感染を伴う場合は手術を行うことがあります。
手術は局所麻酔下に行います。バルトリン腺の塞がった開口部を拡大し、分泌物の詰まりを解消します。
外陰コンジローマ切除術
外陰部に生じたコンジローマの治療法には、薬物療法・外科的切除などがあります。
外科的切除では局所麻酔下に患部を切除します。
流産手術
自然流産は決して稀ではありません。全妊娠のうち約15%は流産に至ると見られています。この流産には、子宮の中身が完全に排出されている「完全流産」と、一部が子宮内に残っている「不全流産」があります。
不全流産の場合は、流産手術が必要となる場合があります。当院では個々のケースを見極めたうえで、必要な場合は流産手術をお勧めします。
手術は静脈麻酔下に行い、手術時間は概ね30分前後です。
静脈麻酔を行うため術後数時間の院内安静が必要です。
人工妊娠中絶術
何らかの要因により、妊娠を継続できないときに、手術によって人工的に妊娠を終結させる手法です。
当院では、妊娠初期(妊娠11週頃まで)の中絶手術を母体保護法に基づき行っています。
手術は静脈麻酔のもとで行われます。手術後は数時間の院内安静が必要です。
- 現在、中絶手術は中止しています。